部位 · 胸
豊胸インプラントの再手術 — 初回より選択肢が狭く、決めることは多い手術です
インプラントを入れ替える、被膜を処理する、あるいは抜く手術です。豊胸のページでいつか手を入れ直すことになると書いた、その「いつか」に当たるページです。初回は何を入れるかを選ぶ手術ですが、再手術はすでに起きたことの上で選ぶ手術です。
最終確認 2026年9月28日
ひと目でわかる
- 手術時間
- 90–180分
- 麻酔
- 全身麻酔
- 日常復帰
- 7–21日
- 最終的な形まで
- 6–12か月
- 傷あと
- 目立たない場所
- 元に戻せるか
- 一部のみ
- 相対的な費用
- 最も高い
費用は金額ではなく、このサイトの美容外科手術のあいだでの区分です。施術ページの費用区分とは別の物差しなので、互いに比べられません。
何をする手術か
豊胸インプラントの再手術は、すでに入っているインプラントを入れ替える、周りの被膜を処理する、抜き取る手術です。
なぜ再び手術することになるのかから書きます。
- 被膜拘縮 — インプラントの周りの膜が厚くなって締まった場合です。最も多い理由に属します。
- 破損や漏れ — 症状がないまま見つかることがあります。
- 位置の変化 — 下がる、外側に流れる、両側が中央に寄るといった変化があります。
- 形と大きさを決め直したい場合
- インプラントをこれ以上置いておきたくない場合 — 理由はさまざまで、これも正当な理由です。
選択肢は大きく四つです。
入れ替え — 同じ場所に新しいインプラントを入れます。層を変えることもあります。
被膜の処理 — 締まった膜を切開して緩めるか(被膜切開)、膜を取り除きます(被膜切除)。どこまで取るかで手術の大きさが大きく変わります。
抜くだけ — インプラントを抜いて、何も入れません。
抜いて別のもので代える — 自分の脂肪を移すか、下がり具合によっては乳房縮小で用いる方式の吊り上げを併せて行います。
このページが言いたいことは一つです。 再手術は初回の繰り返しではありません。 被膜があり、組織はすでに一度伸びており、傷あともすでにあります。同じ医師に同じ方式で受けても、結果の幅が初回より広くなります。
知っておくこと
「エンブロック」という言葉を正確に確かめてください。 被膜をまるごと、インプラントと一塊にして取り出す方式を指します。特定の理由があるときに必要な方式であり、すべての抜去に必要な方式ではありません。 取り除く範囲が広がれば、手術時間、出血、ドレーン、肋骨や肺の側を傷つける危険も一緒に上がります。何のためにその方式を選ぶのか、説明を聞いてください。
インプラントを抜くと形が変わります。 入れる前には戻りません。皮膚とその下の組織が伸びた後なので、下がりと空いた感じが残ることがあります。この事実を術前に聞いていなかったという話が多くあります。
再手術は初回より合併症の報告が多いです。 感染、血液がたまること、創が開くこと、感覚の変化、そして被膜拘縮が再び来ることがすべて含まれます。
すでに入っているインプラントの情報を探してください。 製造元、種類、表面の処理、入れた時期。特定の表面処理に関連して報告されたリンパ腫があるため、この情報が判断を変えます。
片側だけ急に大きくなる、痛む、熱が出る、腋窩が腫れる — こうした場合は先延ばしにせず伝えてください。
インプラントを残すか抜くかは、医学的判断と本人の決定が重なる場所です。 このサイトはどちらも勧めません。
結果を左右するもの
持っている資料をすべて持って行ってください。 初回手術の記録、インプラントのカードや製品シール、以前の写真、これまでに受けた検査結果。再手術では過去の情報がそのまま手術計画です。
何を目標にするのかを一文にまとめておいてください。 「小さく」「柔らかく」「もう置きたくない」「形だけ整えたい」は、それぞれ別の手術です。
抜いた後の姿を前もって聞いてください。 下がりがどの程度になるか、吊り上げを一緒に行うか、その場合傷あとがどこに残るかを併せて尋ねてください。
一度に全部やらない選択もあります。 まず抜いて、数か月おいて組織が落ち着いた後に次を決める、という進め方があります。
破損が疑われるなら、どの検査で見るのかを尋ねてください。 超音波と磁気共鳴画像では見えるものが違います。
禁煙がとくに重要です。 一度手術した場所は、初回のときと血流が違います。
決める前に
この手術は「元に戻すこと」ではなく「決め直すこと」です。 抜くことも一つの新しい状態をつくることです。このページが元に戻せる度合いを部分的と書いた理由です。
結果の幅が初回より広いです。 同じ計画でも、被膜の状態、組織の残り具合、傷あとの位置によって結果が変わります。写真で期待値を合わせるのがより難しくなります。
複数回になる場合があります。 再手術の後にまた再手術をすることは、まれではありません。それを知って始めるほうがよいでしょう。
時間が決定に影響します。 破損や感染のように先延ばししにくい理由がある場合と、形のために悩んでいる場合では、急ぎ方が違います。どちらなのかを先に確かめてください。
受けるかどうかは診療で医師と決めることで、一か所の説明だけで決めないほうがよいでしょう。
受けるかどうかは診療のうえで医師と相談して決めることです。