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額リフト — 額のしわを伸ばす手術ではなく、下がった眉を上げる手術です
眉が下がって目が重く見え、そのために額にしわができている場合に、眉そのものを上げて固定します。しわは結果としてついてくるもので、目標ではありません。
最終確認 2026年9月20日
ひと目でわかる
- 手術時間
- 90–180分
- 麻酔
- 全身麻酔
- 日常復帰
- 10–14日
- 最終的な形まで
- 3–6か月
- 傷あと
- 目立たない場所
- 元に戻せるか
- 戻せない
- 相対的な費用
- 高め
費用は金額ではなく、このサイトの美容外科手術のあいだでの区分です。施術ページの費用区分とは別の物差しなので、互いに比べられません。
何をする手術か
額のしわが深い人のなかには、しわが原因ではなく結果である場合があります。
眉が下がると視界が重くなります。すると自分でも気づかないうちに額の筋肉を使って眉を上げ続けることになり、その繰り返しが額に横じわを刻みます。しわは眉を支えるためについた跡です。
それを知らずにボツリヌストキシンで額の筋肉だけを止めると、しわは薄くなりますが、眉を上げていた力も一緒になくなります。「額にボトックスを打ったら目が重くなった」という話はここから出てきます。
額リフトは逆の方向です。眉を上げて固定し、額の筋肉がもうその仕事をしなくてよいようにします。
やり方は二つあります。内視鏡で髪の中に小さな切開をいくつか入れて行うやり方が今は一般的で、額が広い場合やたるみが大きい場合には頭の上を横切って切開するやり方を使います。後者のほうが多く上げられますが、傷あとと生え際の変化が大きくなります。
知っておくこと
生え際が上がることがあります。 頭皮を引いて固定する手術なので、もともと額が広い人はさらに広くなることがあります。額の高さを保つか下げるには切開線を生え際に置く別のやり方が必要で、その場合は傷あとが髪の外に残ります。
切開線の周りの感覚が鈍くなります。 額と頭頂が数か月のあいだ他人の肌のように感じられることはよくあります。たいてい戻りますが、一部が残ることもあります。
切開線に沿って髪が抜けることがあります。 多くは生えてきますが、まれにその線が空いたまま傷あととして残ります。
上げすぎると驚いた表情になります。 眉が不自然に高く、額が張って見える状態で、戻すのは難しいものです。
知覚神経を傷めることがあります。 まれに額の感覚が長く残るかたちで変わります。
片方の眉だけ目立って高い、額の片側が動かない — そうした場合は伝えてください。
結果を左右するもの
決める前に
元に戻せません。 引いて固定した組織と変わった生え際は、もとには戻りません。
ボツリヌストキシンと目的が重なって見えますが、方向は逆です。 トキシンは額の筋肉を止めてしわを薄くし、この手術は眉を上げてその筋肉が働く理由をなくします。眉が下がっている人にトキシンだけを使うと、重さが増します。
老化は続きます。 一度合わせる手術であって、止める手術ではありません。
額のしわ自体は残ることがあります。 深く刻まれたしわは眉を上げても線が残り、そちらはフラクショナルレーザーやトキシンの領域です。
受けるかどうかは診療で医師と決めることで、一か所の説明だけで決めないほうがよいでしょう。
この手術について確認されたこと
5.4年後 — 残ったものと戻ったものが分かれました
内視鏡での眉毛拳上を受けた31人を5.4年追った研究があります。この層では珍しい資料で、何が残り何が戻ったかを別々に書いているからです。
残ったもの
- 眉が上がった程度は5mm 未満のわずかな上昇で(P < 0.001)、5.4年後も眉尻を除くすべての部位で維持されていました
- 眉を下げる筋肉を一緒に切除した場合、眉間のしわが有意に減り、それも5.4年後まで維持されました
戻ったもの
- 額の横じわはしばらく良くなったあと、5.4年後には手術前に戻っていました
全体では64%が手術前より良く見えると評価されました。裏返せば三分の一はそうではなかったということでもあります。
31人で、対照群がありません。同じ期間に手術を受けなかった側と比べたのではなく、受けた人の前後を測ったものです。雑誌が付けた根拠レベルは IV で、ですからこのサイトは初期の根拠に置きます。
ただしこの項目が教えてくれることが一つあります — 眉毛拳上に期待してよいものと、そうでないものは違います。眉の位置と眉間は残り、額の横じわは残りませんでした。
- ヒト観察研究 · 31人 · 281週 · 対照 対照群なし(前後比較のみ) · 資金 明示なし · 評価 機器測定 PMID 23897351 · 抄録を確認
この手術と同じ場所
手術ではない選択肢
同じ悩みに使われますが手術ではないものです。こちらには根拠の等級があります。
- 中程度の根拠高周波(モノポーラRF)機器による施術
- 中程度の根拠集束超音波(MFU-V)機器による施術
- 中程度の根拠カルシウムヒドロキシアパタイト(ラディエッセ系)注射
- 中程度の根拠ポリL乳酸(スカルプトラ系)注射
- 中程度の根拠マイクロニードル高周波(ポテンツァ・シークレット系)機器による施術
- 初期研究糸リフト(吸収性縫合糸)挿入
- 確認されていない低出力光線療法(LEDキャップ)機器による施術
- 確認されていない頭皮の色素注入(SMP)注射
受けるかどうかは診療のうえで医師と相談して決めることです。