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二重まぶた手術 — 埋没法と切開法は別の手術です

上まぶたに折れる線をつくります。糸で留める埋没法と、皮膚を開いて整える切開法では、回復期間も元に戻せる程度も違います。

最終確認 2026年9月19日

ひと目でわかる

手術時間
30–60分
麻酔
局所麻酔
日常復帰
7–14日
最終的な形まで
3–6か月
傷あと
目立たない場所
元に戻せるか
一部のみ
相対的な費用
最も低い

費用は金額ではなく、このサイトの美容外科手術のあいだでの区分です。施術ページの費用区分とは別の物差しなので、互いに比べられません。

何をする手術か

上まぶたが開くときに折れる線をつくる手術です。仕組みは単純で、目を開く筋肉とまぶたの皮膚をつないでおくと、筋肉が引かれたときにその位置で皮膚が折れます。

埋没法は切開せずに糸でそのつながりをつくります。腫れが早く引き、気に入らなければ糸を外せます。その代わり、時間とともに線が浅くなったり取れたりすることがあります。

切開法はまぶたを開いてたるんだ皮膚と脂肪を整理してから線をつくります。線は長持ちしますが回復は長く、つくった線を戻すのははるかに難しくなります。

まぶたが厚い場合や皮膚がたるんでいる場合、埋没法では保たないことが少なくありません。どちらが合うかは、まぶたの厚みと皮膚の状態を見て決めます。

知っておくこと

腫れは思ったより長く続きます。 見た目が落ち着くまで2週間ほど、線の高さが最終的に定まるまでは3〜6か月かかります。それより前に判断すると、たいてい高すぎるように見えます。

左右が完全に同じにはなりません。 もともと両目は左右対称ではありません。目を開く力もまぶたの厚みも左右で違い、手術はその差を縮めますが、なくすことはできません。

やり直しは珍しくありません。 そして一度切開したまぶたは、次に扱える余地が減っています。

目が完全に閉じない、開けるときに重い感じが続くといった場合は、単なる腫れではないことがあります。手術を受けたところに伝えてください。

結果を左右するもの

眼瞼下垂の手術が必要かを先に確かめてください。 目が小さく見える原因が皮膚ではなく目を開く力の弱さなら、線をつくるだけでは大きく見えません。この二つは別の手術です。

線は低いほど安全です。 高くつくった線を下げるより、低い線を上げるほうが容易です。

たばこは回復を遅らせます。 血流が減り、腫れも傷あとも悪くなります。

アスピリンや抗凝固薬を飲んでいるなら、あらかじめ伝えてください。 出血と内出血に直接かかわります。

決める前に

どんな目になりたいかより、今の目のどこが気になるかから話してみてください。 写真を持っていくのは役に立ちますが、その写真の目はまぶたの厚みも開く力も別の人のものです。

元に戻せる程度は方法によって違います。 初めてなら、埋没法のほうが選択肢を多く残します。

今決めなくてもかまいません。 まぶたは年齢とともに変わります。その変化を見てから決めても遅くない手術です。

この手術について確認されたこと

中程度の根拠安全性

小切開13編4,177人 — 合併症は全体で5%

小切開で行う二重手術の13編、4,177人をまとめたレビューがあります。合わせた全体の合併症率は5%でした。

切開を何か所入れるかでは分かれませんでした。1か所(2,460人)、2か所(645人)、3か所(700人)、4か所(372人)に分けて比べましたが、群間に有意差はありませんでした。

この数字を受け取るときに知っておくことがあります。無作為割り付けではありません。術式を報告した研究を集めたものなので、どの患者にどの方法を使ったかが最初から偏っている可能性があります。ですからこのサイトは中程度の根拠に置きます。

またこのレビューは小切開だけを扱います。埋没法や全切開と比べた数字ではありません。

  • ヒト観察研究 (13) · 4,177人 · 対照 別の術式 · 資金 明示なし · 評価 臨床事象(発症・病変数など) PMID 36348097 · 抄録を確認
中程度の根拠持続

ラインが消える割合2% — ただし追跡期間がまちまちです

二重手術で最もよく聞かれるのが「取れませんか」です。同じレビューで合わせたライン消失率は2%でした。

この数字を期間なしで読んではいけません。集めた13編の追跡期間はそれぞれ違い、レビューはそれを一つの期間にまとめていません。2%が何年以内の2%なのか、この資料からは言えません。

ラインが消えるかは固定の強さによるため、方法よりその人のまぶたの厚みと脂肪量のほうが効くと言われます。ただしその一文を裏づける比較試験を、このサイトはまだ載せていません。

元に戻せる程度は方法で違います — 埋没法はほどく余地が残り、切開法は残りません。

  • ヒト観察研究 (13) · 4,177人 · 対照 別の術式 · 資金 明示なし · 評価 臨床事象(発症・病変数など) PMID 36348097 · 抄録を確認
中程度の根拠安全性

手術後、眉が平均2.52mm下がります

ほとんど語られない結果が一つあります。上まぶたの手術をすると眉が下がります。

17編のうち9編を合わせた解析で、上まぶたの手術後、瞳孔中心から測った眉の高さが平均1.45mm低くなりました(95% CI 0.87–2.07、P < 0.0001)。術式別ではこうです。

  • 二重手術 2.52mm
  • 眼瞼下垂の矯正 2.10mm
  • 単純な上眼瞼形成 0.67mm

二重手術が最も大きく下がりました。そして東アジアの著者による研究で下降がより大きいという結果でした(P = 0.001)。

なぜでしょうか。まぶたが重いと人は額の筋肉で眉を持ち上げて視野を確保します。手術でまぶたが軽くなるとその力が要らなくなり、眉が元の位置に戻ります。手術が眉を引き下げたというより、持ち上げていた力が解けたに近いのです。

皮膚をどれだけ切除するかは眉の高さに影響しませんでした。多く取れば眉がより下がるというよくある説明と合いません。

観察研究をまとめた解析で、対照群はありません。

  • ヒト観察研究 (9) · 標本数の記載なし · 対照 対照群なし(前後比較のみ) · 資金 明示なし · 評価 機器測定 PMID 36890345 · 抄録を確認

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受けるかどうかは診療のうえで医師と相談して決めることです。