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Ingredient Beauty Benefits

国際一般名 · Eflornithine

エフロルニチン: 毛をなくす薬ではなく、伸びる速さを遅らせる薬です

レーザーと併用した基剤対照・二重盲検の試験(31人)で、完全またはほぼ完全な脱毛が93.5%に達し、三つの評価項目すべてが有意でした。IPL後の維持を見た22人の試験では1か月14%、6か月17%減りましたが、3か月の時点は有意ではありませんでした。

最終確認 2026年9月21日

まず基本から

これは何か

顔の不要な毛に塗るクリームです。13.9%の濃度で承認されており、商品名はバニカ(Vaniqa)です。

何に使うか

顔に太い毛が生える場合に使います。レーザーやIPLのあとに生え戻るのを遅らせる目的で併用されることが多いものです。

どう働くとされているか

毛をつくる細胞に必要な酵素(オルニチン脱炭酸酵素)を妨げ、伸びる速さを遅らせるとされています。毛をなくす薬ではありません。

この欄には数字も出典も入れていません。何がどこまで確認されているかは下にあります。

ひと目でわかる

区分
処方箋医薬品 — 処方が必要です
確認の度合い
中程度の根拠
試験された濃度
13.9%
試験の期間
24–26週

「試験された濃度」と「試験の期間」は、このページに載せた研究からそのまま取った値です。推奨量ではなく、項目ごとの値は本文にそのまま書いてあります。

効果の大きさではなく、どれだけ確認されているかです。このページの項目のうち最も高い等級を示します。

使うかどうか、どう使うかは医師か薬剤師と決めることです。

韓国での分類 確認中規制分類をまだ一次資料で確認できていません。確認でき次第記載します。

先に書いておくことがあります。 この薬の韓国での承認・流通の状況を、私たちは一次資料で確認できていません。 このページ上部の「区分」表示は、この薬が承認されている国々での分類であり、韓国でどう扱われているかは確認した範囲の外です。規制区分の欄も「確認中」のままにしています。

その前提でお読みください。

エフロルニチンはもともとアフリカ睡眠病の治療薬として開発された物質です。その過程で毛が細くなることが観察され、13.9%のクリームが顔の不要な毛に使われるようになりました。

この薬で最も重要なのは、何をしないかです。 毛を抜いたりなくしたりはしません。伸びる速さを遅らせます。 ですから塗っているあいだだけ効き、やめれば元の速さに戻ります。

その性質のため、レーザー脱毛やIPLと一緒に使われることが多いものです。施術で減らしたあと、生え戻るのを遅らせる役割です。下の二つの試験はいずれもその組み合わせを見ています。

確認されていること

中程度の根拠効果が確認された濃度 13.9% · クリーム

レーザーに加えたとき、同じクリームから薬だけを抜いた側より良好でした

2007年カナダの試験です。この薬で対照群が適切に組まれた唯一の試験なので、最初に置きます。

無作為・二重盲検・基剤対照・左右比較の設計です。参加者全員が上唇全体にロングパルスアレキサンドライトレーザーを4週間隔で最大6回受け、それと併せて片側にエフロルニチンクリームを、反対側には同じクリームから薬だけを抜いたものを1日2回塗りました。

評価可能な31人で三つの評価項目を見ています — 研究者評価、本人評価、毛の数え上げ。三つとも有意にエフロルニチン側が良好でした。

  • 試験終了時、完全またはほぼ完全な脱毛が31人中29人(93.5%)
  • 毛数の解析でP < 0.01

この設計がなぜ重要か。 下の二つの試験は対照が「塗らない」なので、クリームを塗る行為そのものの分が差し引かれていません。この試験は反対側に同じクリームから薬だけを抜いたものを塗っており、その分を差し引いています。

限界も著者が書き留めています。 単一施設の試験であり、6か月を超えても差が残るかは見ていません。 31人です。

  • ヒト無作為化比較試験 · 31人 · 24週 · 対照 基剤(有効成分だけを除いた同じ処方) · 資金 明示なし · 評価 臨床事象(発症・病変数など) PMID 17270315
中程度の根拠効果が確認された濃度 13.9% · クリーム

IPLのあと生え戻るのを遅らせました — ただし3か月の時点は有意ではありませんでした

2016年の試験です。顔に太い毛が生える女性22人が参加しました。無作為・左右比較・単盲検の設計です。

まずIPLを5〜6回受けてもらい、最後の施術を終えた時点から顔の片側にだけエフロルニチンを1日2回、6か月塗りました。反対側には何も塗っていません。1・3・6か月に盲検化された評価者が毛の数を数えました。

18人が完了しました。結果は次のとおりです。

  • 1か月: 再生毛が14%減少(P = 0.007、20人)
  • 3か月: 9%減少 — 有意ではない(P = 0.107、19人)
  • 6か月: 17%減少(P = 0.048、18人)

真ん中が空いていることをそのまま書きます。 1か月と6か月では有意で、3か月では有意ではありませんでした。こうした形はたいてい標本が小さくて揺れていると読みます — 18〜20人ならP値は時点ごとに上下しえます。

本人が評価した効果は毛の数え方と同じ方向で、満足度は試験を通じて中央値5〜6(VAS)でした。

対照が偽薬ではなく「何も塗らない」です。 クリームを塗るという行為そのものの分が差し引かれていないということで、そのぶんこの数字は上振れしている可能性があります。

  • ヒト無作為化比較試験 · 22人 · 26週 · 対照 無処置 · 資金 明示なし · 評価 臨床事象(発症・病変数など) PMID 26507926
中程度の根拠効果が確認された濃度 — 確認されていない

IPLに加えたところ反応した人が89.5%対69.7%でした — 非盲検の試験です

2025年パキスタンの試験です。18〜70歳の女性152人を1:1に分け、一方はIPLに塗り薬を加え、他方はIPLのみを受けました。24週間です。

主要評価項目は、修正フェリマン・ギャルウェイ尺度(mFG)で1段階以上下がった人の割合でした。

  • 1段階以上の反応: 89.5%対69.7%(絶対差19.8ポイント、P = 0.003)
  • 太い毛の減少率の平均: 90%対59%(P < 0.001)

有害事象は一過性の紅斑と乾燥だけで、両群間に差はありませんでした。

この試験を読むときに見るべき点が二つあります。

第一に、非盲検(オープンラベル)です。参加者も研究者もどちらかを知っていました。mFGは人がつける等級なので、この設計では傾きえます。

第二に、対照が偽薬クリームではなくIPL単独です。前の試験と同じ限界で、「塗るという行為」の分が差し引かれていません。

それでもこの試験は152人の規模です。 この層でその数字は小さくなく、前の22人の試験と方向が一致していることが、この根拠の実質的な重さです。

  • ヒト無作為化比較試験 · 152人 · 24週 · 対照 無処置 · 資金 明示なし · 評価 盲検評価者による採点 PMID 40970028

知られている危険

  • 韓国での承認・流通の状況を一次資料で確認できていません。 このページの「区分」表示は、この薬が承認されている国々での分類です。入手できるか、処方が必要かは診療で確認してください。
  • 塗っているあいだだけ効きます。 やめれば毛は元の速さに戻ります。試験も塗っている期間しか見ていません。
  • 塗ったところがしみたり赤くなったりすることがあります。 2025年の試験で報告された有害事象は一過性の紅斑と乾燥でした。
  • 顔以外の部位に関する資料は、このページに載せられませんでした。
  • 妊娠中の使用は診療で確認することです。 このサイトはその判断を代わりません。
  • 顔の太い毛が急に増えたなら、原因となる病気を先に探すのが順序です。 ホルモンの問題が背後にあることがあります。

まだ確認されていないこと

  • 基剤対照の試験は一編、31人です。そして6か月を超えても差が残るかは、まだ誰も見ていません。 残り二つは対照が「塗らない」で、塗るという行為そのものの分が差し引かれていません。
  • 単独で使ったときにどこまでするかが確かめられていません。二つの試験はいずれもIPLとの併用です。
  • どれくらい続けるべきか、いつやめてよいかへの答えがありません。
  • レーザー脱毛との組み合わせは、このページの試験が扱っていません。上の二つはIPLです。
  • 2016年の試験は22人、2025年の試験は非盲検です。どちらも完結した根拠ではありません。

使うかどうか、どう使うかは医師か薬剤師と決めることです。

この記事が依拠した資料

  1. PubMed — 미국 국립의학도서관 문헌 데이터베이스National Library of Medicine · 確認日 2026-09-16
  2. The effect of eflornithine 13.9% cream on the bother and discomfort due to hirsutismInternational journal of dermatology · 2007 · PMID 17822506