部位 · からだ
脂肪吸引 — 体重を減らす手術ではなく、形を変える手術です
皮膚の下の脂肪層から脂肪細胞を取り除きます。体重を落とすための手術ではなく、結果を決めるのは脂肪より皮膚の弾力です。
最終確認 2026年9月19日
ひと目でわかる
- 手術時間
- 60–180分
- 麻酔
- 全身麻酔
- 日常復帰
- 7–14日
- 最終的な形まで
- 3–6か月
- 傷あと
- 目立たない場所
- 元に戻せるか
- 戻せない
- 相対的な費用
- 高め
費用は金額ではなく、このサイトの美容外科手術のあいだでの区分です。施術ページの費用区分とは別の物差しなので、互いに比べられません。
何をする手術か
細い管を入れて、皮膚の下の脂肪層から脂肪細胞を吸い出す手術です。成人の脂肪細胞の数はおおむね一定に保たれるため、取り除いた細胞はその場所に再びできません。 この手術が「永久的」と呼ばれる理由です。
ただ、その言い方は誤解されやすいものです。残った脂肪細胞は大きくなりえます。体重が増えれば手術した部位も再び大きくなり、あまり取らなかった部位が相対的に目立つこともあります。
そして、これは体重を減らす手術ではありません。 一度に安全に取れる量には限りがあり、その量は体重計の数字を大きく変えません。この手術が変えるのは重さではなく輪郭です。
内臓脂肪には届きません。おなかが出ている原因が皮膚の下ではなくその内側なら、この手術では変わりません。
知っておくこと
表面が凹凸として残ることがあります。 脂肪層を均一に残すことがこの手術の技術のほとんどで、凹凸やへこみは後から直すほうが難しくなります。
圧迫着を長く着ます。 ふつう数週間から2か月ほどで、これが腫れと皮膚の落ち着き方に直接かかわります。
一度に多くの部位を行うのは危険を増やします。 吸引量が増えるほど、体液のバランスと出血の問題が大きくなります。
片方のふくらはぎだけ腫れる、息が切れるといった場合はすぐに伝えてください。長時間横になる手術のあと、まれに血栓ができることがあります。
結果を左右するもの
皮膚の弾力が結果の半分です。 脂肪を取れば、その分だけ皮膚が縮まなければなりません。その力は年齢と皮膚の状態によります。弾力が足りないと、取った場所がたるんで見えることがあります。
体重が安定した状態で行ってください。 減量中なら終わってからのほうがよいです。基準が動いている間に輪郭をつくると、数か月後には別の体になります。
最終的な形は3〜6か月後です。 それまでは腫れと圧迫着の跡が混ざっています。
禁煙がとくに重要です。 皮膚が再び落ち着く過程に血流が直接かかわります。
決める前に
この手術は元に戻せません。 脂肪を入れ直すことはできますが、取る前と同じ層に戻るわけではありません。
一か所取ると、別の場所がより見えます。 体は部分では見えません。おなかだけ取ったあとに腰や背中が以前より目につくのはよくあることです。
体重管理が前提です。 この手術がその代わりをしてくれるわけではありません。残った細胞が大きくなれば輪郭はまた変わります。
麻酔の重さを軽く見ないでください。 美容目的の手術のなかでも、全身麻酔と吸引量がともに大きくなる側に属します。
この手術について確認されたこと
危険を高めたのは脂肪の量ではなく、麻酔と同時手術でした
脂肪吸引の死亡と重大な有害事象を見た総説があります。24編を集め、危険が高まるとされた要因はこうです。
- 全身麻酔や静脈鎮静など全身的な麻酔を使った場合
- 他の手術と一緒に行った場合
- (スーパー)ウェット法を使った場合
- 手術室で行った場合
結論は局所のチュメセント麻酔が最も安全な方法だというものでした。
読むときに二つを一緒に見てください。
一つめ。これは観察データの関連であって原因ではありません。全身麻酔を使うのはたいてい取る量が多いか、複数の部位を一度に行う場合であり、手術室で行う場合も同じです。麻酔方法・施設・手術の規模が絡み合っていて、どれか一つを取り出して原因とは言えません。
二つめ。上の一覧には「形成外科医が執刀した場合」も入っています。ところがこの総説の著者は皮膚科医であり、皮膚科の学術誌に載っています。執刀する科は上の麻酔方法・施設とほぼ重なる変数なので、このサイトはその項目をそのまま運びません。科を選ぶ根拠にするには、資料がそこまでを語っていません。
ですからこの項目から実際に持ち帰るのは一つです — 麻酔の方法と「一度に何をいくつ行うか」を手術前に必ず尋ねること。この二つがこの手術で最も大きく動く欄です。
症例数が記載されておらず、対照群もありません。
- ヒト観察研究 (24) · 標本数の記載なし · 対照 対照群なし(前後比較のみ) · 資金 明示なし · 評価 臨床事象(発症・病変数など) PMID 30702445 · 抄録を確認
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